「京都」という言葉から連想できるものと言えば、伝統的な家屋である京町家、細く入り組んだ路地、そして着物を着た人々のイメージが、ぱっと思いつく。

何気なく京都の細い路地を歩くと、お茶屋さん、工芸品店、花街にさえも偶然出くわすことがある。京都市内の花街で、最も有名なのが「祇園」だろう。しかし、花街は祇園だけではないのだ。

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↑左から芸妓さん・舞妓さん・お母さん

芸者・舞妓・芸妓の違いってなに?

一般的に芸者さんとはよばれているが、京都では「芸者(げいしゃ)」さんではなく「芸妓(げいこ)」さんと呼ばれている。

「舞妓」さんはというと、芸妓さんになるために修行をしている人達のことをいう。彼女たちは、16才から置屋さん(芸妓さんになるための訓練所)に単身住み込み、他の舞妓さんたちと共同生活をしながら花街の作法・芸を20才まで学んでいく。

「お母さん」とは、舞妓さんにお稽古をつけるかたわら、置屋さんの切り盛りをする女主人のことである。

五つの花街

その昔、京都は日本の都(首都)だった。なので、京都では異なった五つの花街があり、その五つの場所は、

  1. 宮川町
  2. 祇園甲部
  3. 祇園東
  4. 先斗町
  5. 上七軒

が残っている。

祇園を訪れるベストな時間って?

さきほどご紹介したように、京都には五つの花街があり、特に祇園界隈は一番大きな花街として有名である。ここでの舞妓さん、芸妓さんに出会う機会は他の花街よりは高いように思える。彼女たちは、夕飯時にお茶屋さんと呼ばれる場所で顧客に芸を披露する。顧客はご飯を食べながら彼女たちと優雅なひとときを過ごすのだ。食事の時間は2回あり、18:00と20:00の前後、足早に路地を歩く彼女たちに遭遇する確率は高い(写真を取るなら一声かけてあげてくださいね)。さらに金曜日土曜日は倍率ドン!で出会えれるかも、、、です。