家のDIY(Do it yourself)で、比較的手をつけやすい作業の一つに塗装がある。改装にあたり、Kyoto Knotでやってみたい塗装。それは、日本建築の伝統的な塗装方法である柿渋塗りだ。
ただいま改装をしているこの建物は築100年はたっているらしく、だいたいの柱、梁には柿渋が塗られている。時間が経っているので弁柄の色はあせているものの、落ち着いた雰囲気で、かなりシブい(柿渋だけに)!改装にあたり、柱の補強などであたらしく木材を使う。つまり生木(無塗装)の部分ができる。その部分を柿渋で塗装し、よりオリジナルの雰囲気に近づけたいのである。
↑梁や柱に塗られている塗装が柿渋➕弁柄
柿渋を調べていくと、おおまかな特徴として
①自然塗料
②日に当てることで色が変化していく(色の深みが増していく)
③臭いがきつい
などがある。自然塗料という響きはいいのだけれど、臭いがきついとなると少しためらってしまう。しかし最近では、柿渋の特徴をそのままに無臭の柿渋も販売されているのでさっそく試すことに。
↑無臭の柿渋塗装作業中 マスクなしでもまったく平気です
↑左から、無塗装、一度塗り、二度塗り。天日でそれぞれ1週間ほど乾燥させた状態
塗装後、天日で乾燥させるので天気予報は常にチェック。サンプル右の色にするまで10日間ぐらいと手間がかかるものの、木目がきれいに出ているのでよい感じに仕上がっているかな。なんとなく要領もわかってきたので、次は弁柄を混ぜての塗装に挑戦です。
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