DIYに挑戦!- 京町家の改修工事
ゴールデンウイークもあっという間に終了し、気持ちの良い新緑の季節となりましたね。もうすぐ梅雨の季節もやってきそうです。
本格的な暑さがやってくる前の、過ごしやすい季節となりました。
さて、今回は私たちの宿、京町家の改修工事についてのお話に戻りたいと思います。
以前のブログでは、床はがしについてを取り上げましたね。(過去記事はこちら。)
天井板を落とす
今回は天井の板を落とす作業について。
宿の二階部分は、主に寝室となるよう設計をしていたのですが、天井が低いと圧迫感がある。
ということで、天井の高さを上げよう!ということになりました。
私たち日本人は、西洋の方々と比べるとやはりそんなに背が高くない民族なので、
当時の天井の高さでも大丈夫なような気はしましたが、
色んな国からゲストを迎える宿としては、もう少し天井を高くする方がいいという考えに至りました。
それにしても、さすが昔の家で、敷居の柱の高さは現代の日本人にとっても低い印象でした。きっと昔の日本人の体系に合った住いだったからなんでしょうね。
分かりにくいですが、下の写真でなんとなくイメージを掴んで頂けるかと思います。
赤い↑部分の天井板を全部外しました。

天井板を落としたのは、一部屋だけではないんです。
二階の前3部屋の天井板を落として、天井の高さを変えました。
旦那君は暑い中埃だらけになって、黙々と天井を落としていっておりました。
しんどい作業です!
全部の板を落とすのに何日かかったでしょうか?
お願いしている大工さんが他の作業をしている間に、やっと全部の板が外れました。
内側から屋根が見えます。立派な梁が出てきました。
家の構造を見る機会なんてあまりないので、とてもワクワクしました。
梁が見えるだけで、町家の雰囲気がグッと変わります。
天井板がないと、開放感があり、同じ間取りでも部屋の印象が変わりますね。
広く見える!
そして、この家が建てられたであろう100年以上前からの構造を目にすることで、
当時の職人さんの凄さに感動しました。
さすがに3部屋の天井落としは大変な作業でしたが、
完成までは他にもたくさんの工程がありました。
次回は他の作業や工事の様子もお伝えしたいと思います。
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